親御様へお伝えしたいこと

矯正治療で当院が心がけていること

お子様の不正咬合を予防します

当院では、0~15歳のお子様がご入会頂ける「歯ッピースマイルクラブ」というクラブを設けており、小さなうちから歯磨きや、歯科医院に通う習慣を身に付けて頂くようにしています。歯ッピースマイルクラブにご入会頂いた方には、3ヶ月に1度、お子様自身の意志でご来院して頂きますが、定期的にお口の中を診させて頂くことで、小児矯正の適切なタイミングをお伝えしたり、不正咬合の原因を取り除いたりすることが可能となります。

悪癖を取り除いて歯並びを維持します

歯並びや噛み合わせが悪くなる原因には、姿勢の乱れや指しゃぶりや口呼吸などのお口まわりの悪い癖が挙げられます。こうした悪癖を取り除いておかないと、矯正治療を終えて装置を外した後に、再び歯並びや噛み合わせが乱れてしまう場合があります。当院では、お口まわりの悪癖を取り除くことで、矯正終了後も治療効果が維持できるように努めます。

予防歯科と連動して口腔ケアに取り組んでいます

矯正治療中は、装置と歯の隙間に食べかすなどが溜まりやすくなるため、虫歯リスクが高まる傾向にあります。お口の健康のために行う矯正治療が原因で、病気になってしまっては本末転倒ですので、当院では予防歯科と連動して、治療中の口腔ケアにも力を入れて取り組んでいます。

保護者の方へ

お子様の矯正をご検討中の方へ

お子様の矯正には、「開始するのに適切な時期」というものがありますので、それが過ぎてしまわないように、お早目にご相談ください。具体的な開始時期につきましては、お子様のお口の中を診させて頂かないとわかりませんので、ご来院時に開始時期などをご説明させて頂きます。
また、矯正治療を行うためには、治療を受けられるお子様が治療の目的をきちんと理解し、協力できる状態であることも大切です。ご家族でよくご相談の上、矯正治療を始められるようにしてください。

治療中・治療後にご注意頂きたいこと

矯正治療中は、装置と歯の隙間に食べかすなどが溜まりやすくなるため、虫歯リスクが高まる傾向にありますので、丁寧に歯を磨くようにしましょう。

虫歯の原因となる砂糖の摂取(間食の内容や回数、ジュースやスポーツ飲料)についても、配慮いただくように伝えています。
また、来院の間隔をお守り頂いて、効率良く治療が進められるようにご協力ください。治療後は、年3回程度、噛み合わせが維持できているか経過を観察させて頂きます。
「リテーナー」と呼ばれる歯を止めておく装置(ご自身で取り外すことができます)を使用することもありますが、ご自身の判断で中断しないようにしてください。中断してしまうと、歯列が維持できない場合があります。

お子様の歯並びを守るために

お子様の口呼吸にご注意ください

当院の副院長は、川西町や三宅町の保育園・幼稚園で3~6歳程度のお子様の歯を診させて頂いていますが、乳歯列の叢生(乱ぐい歯)のお子様が非常に多いという印象があります。「いい歯並びだな」と思えるお子様は100名のうち2~3名程度で、これは食生活の変化にともない、硬いものを噛む機会が少なくなったことや、お口まわりの悪癖などが原因として考えられます。
お口まわりの悪癖のうち、特に「口呼吸」はお子様の健康に様々な悪影響をおよぼします。「歯並びが悪くなる」「虫歯になりやすくなる」といったお口の中への悪影響だけでなく、「風邪を引きやすくなる」「集中力がなくなる」「いびきをかくようになる」などの問題を引き起こす場合もありますので、「いつも口をぽかんと開けている」といった様子に気づいた時には、一度当院までご相談ください。舌のトレーニングを行うなどして、口呼吸の改善をはかります。

口呼吸のリスク
  • 噛み合わせが悪くなる
  • 虫歯になりやすくなる
  • 歯肉炎になりやすくなる
  • 食事をよく噛まずに食べてしまうようになる
  • 口臭が発生する
  • 風邪を引きやすくなる
  • 免疫機能が低下する
  • 集中力がなくなる
  • いびきをかくようになる
口呼吸以外の歯並びを悪くする悪癖
  • 指しゃぶり
  • 爪を噛む
  • 舌を出しながら喋る
  • 舌で歯を押す
  • 姿勢の乱れ
  • うつぶせ寝

良い歯並びのためには「毎日の食事」も大切です

歯並びの形成には、顎の成長、筋肉の発達、呼吸や姿勢など様々な要素が関係していますが、「毎日の食事」も同様に深い関わりがあります。
人間は、生まれた時から「すう」「かむ」「のみこむ」などといった動作を学習していきますが、「コンビニ食」と言われる軟らかいものばかりを食べていると、顎や筋肉が十分に成長せず、永久歯が正しく並ぶためのスペースが足りなくなって歯並びが乱れてしまうことがあります。
このように、良い歯並びのためには毎日の食事も大切であるということをご理解頂き、お子様の歯並びを守るようにしてください。

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